男性ホルモンの低下に伴って、体に生じる症状・病態を、加齢男性性腺機能低下症候群(LОH症候群)と定義し、その中に男性更年期障害も含まれ、日本では一般的に頻用されています。
男性ホルモンであるテストステロンが、低下すると、不安やいら立ち、神経過敏、抑うつ、精神的疲労などの精神・心理症状や、体調不良、発汗ほてり、睡眠障害、肉体的疲労や性欲低下などの身体症状、性機能症状がみられます。
主に、50歳以上の男性で以上のような症状が現れた場合はLОH症候群の可能性があります。その場合、各々の更年期症状(АМS)を問診で伺い、点数化し、さらにテストステロン値を測定し、その両方の結果をもとに診断します。必要に応じアンドロゲン補充療法などで治療します。