都城、三股、曽於市にお住まいの方へ。
神経因性膀胱は、脳やせき髄に障害があり、それが原因でおしっこを出すことが苦手になる病気です。従って残尿が多くなります。残尿が100ml以上ある方は、神経因性膀胱あるいは前立腺肥大症による排尿困難や尿閉が疑われます。
原因となる病気は、脳梗塞、脳出血などの脳血管障害や、転倒などによる脊椎や骨盤の骨折、糖尿病などの末梢神経障害などが挙げられます。
尿が出にくい、すっきり感がない、などで受診される場合がほとんどですが、自覚症状に乏しい場合も多いので、脳梗塞や、圧迫骨折、脊柱管狭窄などの既往がある方は、エコーで残尿測定を一度行ってください。
神経因性膀胱の診断は、上記に示した残尿測定が一番の検査で、痛くもかゆくもない検査ですので、おしっこが出にくいと感じた方、頻繁に尿漏れがある方は、一度泌尿器科にご相談ください。